１．急性腎障害
１）CRRTの効果はIRRTより優れる
２）急性血液浄化量の増量効果は期待できない
３）最適のバイオマーカーはクレアチニンである
４）PMX の作用機序はエンドトキシン吸着である
５）HMGB1制御は有望な治療手段である

２．保存期慢性腎臓病
１）厳格な血圧管理は患者予後を改善する
２）RAAS系阻害薬は他の降圧薬に比し、予後リスクを軽減する
３）糖尿病を合併した患者では厳格な血糖管理が必要である
４）食事療法は有用である
５）脂質低下薬は使用すべきである
６）尿酸低下薬は使用すべきである
７）ビタミンD製剤は腎機能を悪化させる

３．透析期慢性腎臓病
１）透析患者数は減少する
２）早期導入は予後を改善する 　
３）透析量はKt/Vureaで代表される 　
４）頻回透析、長時間透析は予後を改善する
５）HDFは予後良好な治療法である
６）Ca製剤の使用は予後を悪化させる
７）ビタミンD製剤は使用すべきである
８）鉄補充の上限の指標はフェリチン300ng/mLである
９）β2ミクログロブリンの除去は透析アミロイド症に有効である
１０）骨折予防には骨粗鬆症治療を行うべきである

４．腎移植
１）先行的腎移植の予後は(非先行的に比し)良好である