I.周産期
1.出生前診断－絨毛採取か、早期羊水穿刺か－
2.習慣流産に対する抗凝固療法－アスピリン単独療法か、アスピリン＋ヘパリン併用療法か－
3.Pre-term PROM－早期娩出か、待機か－
4.Pre-term PROM－経腟分娩か、帝王切開か－
5.胎児心拍モニタリング－胎児低酸素症の発症を予知できるか－
6.双胎一児死亡－早期娩出か、待機管理か－
7.前置癒着胎盤－子宮温存は可能か－
8.妊娠高血圧症候群－発症予知・予防は可能か－
9.産科大量出血の対応－従来の止血法か、カテーテルインターベンションか－
10.子宮筋腫合併妊娠－筋腫核出術の是非－
11.良性卵巣腫瘍合併妊娠－開腹手術か、腹腔鏡手術か－

II.生殖
1.生殖細胞保存の有用性－妊孕性の温存を目的とした生殖細胞の超急速凍結保存－
2.IMSI(精子強拡大検鏡)の有用性
3.不妊患者の各種子宮筋腫治療
4.第三者配偶子による生殖の可能性と問題点
5.習慣流産に関する着床前診断の意義－スクリーニングと均衡型転座保因者に対して－
6.チョコレート嚢腫(子宮内膜症)合併不妊
7.卵管病変への対応－ARTか、内視鏡治療か－

III.思春期・更年期
1.高齢者におけるHRTの可否－何歳まで行うべきか－
2.思春期の月経障害の診療－経過観察か、治療の適応か－
3.更年期の不定愁訴に対するHRTの可否
4.子宮病変のある女性の更年期治療におけるHRTの可否
5.思春期における性分化疾患の治療とカウンセリング
6.性分化異常症例における性腺摘出の是非－取るべきか取らざるべきか－

IV.婦人科腫瘍
1.子宮頸癌検診－HPV検査を併用するか、否か－
2.子宮頸部の中等度異形成(CIN 2)－局所療法を行うか、経過観察か－
3.CIN局所療法の選択とその適応について
4.子宮頸癌Ib2期～IIb期に対する治療－手術療法か、同時化学放射線療法(CCRT)か－
5.子宮頸癌でリンパ節転移陽性例の術後治療－放射線療法か、化学療法か？－
6.子宮体癌Ib期相当に対する傍大動脈リンパ節郭清－行うか、行わないか？－
7.更年期女性の子宮内膜症性嚢胞－経過観察か、手術療法か？－

■シリーズで学ぶ最新知識
婦人科がん免疫療法の光と影
1.がん免疫療法とは？－現況からその歴史を振り返る

■診　療
分娩時大量出血と産褥母体搬送についての検討　
子宮体癌と卵巣癌の同時性重複癌の検討
　
■臨床経験
当科における妊娠合併子宮頸癌症例の検討　
子宮内腔異常と着床因子に関する検討
　　
■症　例
胎児母体間輸血症候群(fetomaternal hemorrhage；FMH)による胎児貧血の2例　
子宮頸癌再発に伴う神経因性癌性疼痛にガバペンチンが奏効した1例
　　
■周産期レポ
妊婦の腟マイコプラズマ感染症と早産The Alabama Preterm Birth Studyの結果
　
■海外文献から
信州大学大学院医学研究科・医学部産科婦人科