■巻頭言
感染制御活動における微生物検査の意義（岩田　敏）

■総論
1．感染制御とは（砂川　慶介）

2．感染制御活動における各職種の役割
　1) 医師の立場から（賀来　満夫）
　2) 看護師の立場から（高野　八百子）
　3) 薬剤師の立場から（白石　正）
　4) 臨床検査技師の立場から（長沢　光章）
　5) 事務職の立場から（成田　和彦）

3．感染制御に必要な基本的知識―標準予防策，感染経路別予防策（矢野　邦夫）

4．施設内感染に関連する微生物
　1) 細菌（松本　哲哉）
　2) 真菌（亀井　克彦・他）
　3) ウイルス（中山　哲夫）
　4) 原虫・寄生虫・医動物―特に施設内赤痢アメーバ感染について（竹内　勤）

5．感染制御に関する法令（清　哲朗）

6．医療安全・感染制御を考慮した病院設計（筧　淳夫）

■各論
1．様々な環境下での施設内感染制御
　1) 小児病棟における感染制御（岩田　敏）
　2) NICUにおける感染制御（佐藤　吉壮）
　3) 易感染患者用病室(無菌病室)における感染制御（森　毅彦）
　4) 透析施設における感染制御（秋葉　隆）
　5) 重症心身障害者施設における感染制御（庵原　俊昭）
　6) 高齢者入所施設における感染制御（鈴木　幹三）
　7) 救急医療と感染制御（竹末　芳生）

2．微生物別の種類別にみた施設内感染制御
　1) 細菌
　　メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)（堀　賢）
　　バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)（長尾　美紀・他）
　　多剤耐性緑膿菌(MDRP)（朝野　和典）
　　ESBL産生グラム陰性桿菌（庄　武彦・他）
　　その他のブドウ糖非発酵菌（金光　敬二）
　　クロストリジウム・ディフィシル（神谷　茂）
　　レジオネラ（舘田　一博）
　2) 結核菌（永井　英明）
　3) 真菌
　　酵母様真菌（永吉　洋介・他）
　　アスペルギルス（大野　秀明・他）
　　クリプトコックス（前崎　繁文）
　　ニューモシスチス・イロベツィ（安岡　彰）
　　コクシジオイデス（亀井　克彦）
　4) ウイルス
　　麻疹・風疹・水痘・ムンプスウイルス（寺田　喜平）
　　アデノウイルス（塩田　洋・他）
　　インフルエンザウイルス（川名　明彦）
　　RSウイルス（堤　裕幸・他）
　　ノロウイルス・ロタウイルス（中込　とよ子・他）
　　B型，C型肝炎ウイルス（新谷　良澄）
　　HIV（照屋　勝治）
　5) 原虫・寄生虫・医動物
　　赤痢アメーバ（太田　春彦・他）
　　クリプトスポリジウム（大西　健児）
　　疥癬虫（大滝　倫子）
　　シラミ（松岡　裕之）

3．感染制御に必要な微生物検査の知識とポイント
　1) グラム染色（川上　小夜子・他）
　2) 血液培養（金山　明子・他）
　3) 喀痰検査（相原　雅典）
　4) 尿検査（高橋　俊司）
　5) 便検査（柳沢　英二）

4．感染制御に役立つ迅速診断検査（松井　秀仁・他）

5．感染制御に役立つ遺伝子学的検査（山本　達男・他）

6．感染制御に必要な抗菌薬適正使用の知識（三鴨　廣繁・他）

7．感染制御に必要な予防接種の知識（佐藤　弘・他）

8．感染制御に必要な消毒薬の知識（辻　明良）

9．感染制御と臨床検査技師教育（木下　承晧）

■感染制御対策Q&A
交通外傷で救命救急センターに搬送された45歳男性が開放性結核と判明（青木　泰子）
心臓血管外科の術後患者にMRSA菌血症のアウトブレイク（草地　信也）
産婦人科病棟に入院中の褥婦に水痘発生（坂田　宏）
血液腫瘍内科病棟に入院中の患者にインフルエンザ発生（徳江　豊）