■序

≪I　顕微鏡の基本≫
1　顕微鏡の原理と調整法
2　顕微鏡写真の撮影のコツ

≪II　微生物検査≫
■総論
1　固定法の種類と特徴
2　染色法の原理と特徴
　1　グラム染色／2　メチレン青染色／3　抗酸染色／4　ギムザ染色／　5　染色法の精度管理
3　検体保存による塗抹所見への影響
4　感染所見の読み方
　1　感染のメカニズム／2　感染症の病期の所見
5　薬剤の影響
　1　抗菌薬／2　去痰薬
6　培養検査が必要な感染症
■各論
1　感染症と顕微鏡検査の所見
　1　呼吸器感染症／2　尿路感染症／3　腸管感染症／4　中枢神経感染症／
　5　皮膚・軟部組織感染症／6　眼感染症／7　生殖器感染症
2　抗微生物薬の治療効果の判定
　1　細菌(経時的顕微鏡検査)／2　マラリア／3　赤痢アメーバ

≪III　一般検査≫
■総論
1　一般検査に関する形態像観察の基礎
　1　尿沈渣検査／2　寄生虫(原虫・虫卵)検査／3　穿刺液検査
2　顕微鏡標本の作製法
　1　尿沈渣／2　寄生虫(原虫・虫卵)／3　穿刺液
3　染色の原理と特徴
4　検体保存の影響
5　結晶成分の同定
■各論
1　尿沈渣
2　糞便
3　髄液
4　胸水・腹水
5　関節液

≪IV　血液像≫
■総論
1　血球の産生と機能
2　標本の作製と保存
　1　末梢血液の採取と標本作製／2　骨髄検体の採取と標本作製／3　標本の保存
3　染色法の原理と特徴
　1　普通染色／2　特殊染色
■各論
1　健常者の血液像
　1　末梢血液像観察時の留意点／2　骨髄像観察時の留意点
2　異常血液像(造血器腫瘍を除く)
3　造血器腫瘍のWHO分類
　1　FABからWHO分類へ／2　骨髄増殖性腫瘍，骨髄異形成/骨髄増殖性腫瘍／
　3　骨髄異形成症候群／4　急性骨髄性白血病／5　BおよびT前駆細胞の腫瘍／
　6　成熟B細胞腫瘍／7　成熟T細胞・NK細胞腫瘍

≪V　細胞診≫
■総論
1　基礎知識
　1　細胞所見とその表現／2　集塊における構造の見方／3　判定基準と分類
2　標本作製法
　1　塗抹標本作製法／2　集細胞法／3　Liquid-based Cytology／4　セルブロック法
3　染色法
　1　パパニコロウ染色，ギムザ染色／2　PAS染色，アルシアン青染色／
　3　免疫組織化学(酵素抗体法)
■各論
1　婦人科
　1　子宮頸部／2　子宮体部
2　呼吸器
　1　喀痰／2　気管支擦過
3　泌尿器
4　消化器
5　体腔液
6　乳腺
7　甲状腺
8　リンパ節

≪VI　病理≫
■総論
1　病理形態像の観察の仕方，考え方
　1　細胞診と病理組織像の違い／2　末梢血および骨髄塗抹像と病理組織像の違い／
　3　尿沈渣と尿細胞診の比較／4　細菌学的観察と病理学的観察の比較
2　病理標本の種類と目的
3　染色法
4　免疫組織化学
5　迅速診断
6　透過型電子顕微鏡法
■各論
1　代謝異常の病理
2　循環障害
3　炎症
4　免疫異常と移植の病理(肝移植を中心に)
5　腫瘍
　1　悪性腫瘍の病理診断(良性病変との鑑別)／2　癌の進展・増殖と転移／
　3　上皮性腫瘍(癌腫)と非上皮性腫瘍(肉腫)

■COLUMN－形態検査において知っておきたいこと
臨床から微生物検査室への要望－キーワードは迅速性と標準化
臨床医から微生物検査室への要望－治療＝抗菌薬の選択に結びつく情報提供を
顕微鏡写真の応用
自動分析装置と尿沈渣検査
尿中赤血球の形態検査（変形赤血球）
日当直体制における尿沈渣と髄液検査
グンプレヒトの核影
ドラムスティック
EDTA依存性血小板減少症－顕微鏡を覗けばすぐにわかる
採取法・検体の違いと細胞像
封入剤
コンタミネーション
サルコイドーシスの病因
組織細胞転写（分割）法
異型細胞と正常細胞の鑑別

■編集後記