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出版社

協同医書出版社

種別

書籍

書名/特集名

人間の運動学 ―ヒューマン・キネシオロジー

分類

臨床医学:外科系/リハビリテーション医学

ISBNコード

978-4-7639-0039-5

発行年月

2016年8月 発売予定

判型 / 頁数

B5判 / 804頁

定価

予価 本体8,000円+税

内容

教育、臨床の垣根をとりはらった、すべての「運動の専門家」のための新しいテキスト!
【2色刷 / 図版多数収録】

基礎と臨床を合体させた画期的な内容構成。
800頁を超える大著でありながら、「学習のしやすさ」「読み進めやすさ」を徹底的に重視した編集で、たいへんわかりやすくまとめています。
理学療法士、作業療法士、柔道整復師、スポーツ関連養成校等の教科書として日々の学習にはもちろん、〔国家試験対策〕として必要とされる知識を網羅しています。

(主な内容)
◇運動器の解剖学、生理学、神経学の基礎知識
◇人体の関節運動学の基礎知識
◇運動の発達科学に関わる基礎知識
◇臨床や指導現場で必要な動作分析や治療・指導内容の判断に必要な知識
◇運動制御や運動学習を理解するために必要な脳科学の知識
◇人間のADL、QOLに直結した行為論-新しい運動学の枠組みの提案

目次

はじめに

序章 「人間の運動」の誕生〜サルからヒトへの奇跡
  [1]人類の誕生
  [2]人類の運動の進化
  [3]第1の運動革命〜樹上生活での移動と手の使用
  [4]第2の運動革命〜サバンナ生活による直立二足歩行と手の対立運動の発達
  [5]手の進化
  [6]人間の営みとしての行為

第Ⅰ部 人間の身体
 第1章 身体の解剖学
  [1]解剖学は「運動器」という概念を誕生させた
  [2]身体は左右対称形だが、「運動器」の変化によってさまざまな「姿勢」がつくられる
  [3]骨は支持器官であり、運動の可動性を決める
  [4]関節は連結器官であり、運動の空間性をもたらす
  [5]靭帯は保護器官であり、運動の安定性を与える
  [6]筋は実行器官であり、運動の出現を可能にする
  [7]「人間機械論」の誕生  
 第2章 身体の運動学
  [1]運動学は運動、動作、行為の「観察」から始まる
  [2]運動学には「キネマティクス」と「キネティクス」がある
  [3]キネマティクスの基本
  [4]キネティクスの基本
  [5]立位における重心、重心線、アライメント、基底面、体重、抗重力筋
  [6]運動連鎖と筋収縮シークエンスを観察する
  [7]基本姿勢、日常生活動作、随意運動、代償運動を観察する
  [8]19世紀の整形外科医と神経科医たちが運動学を進歩させた
 第3章 身体の神経学
  [1]随意運動のメカニズム
  [2]大脳皮質の機能局在
  [3]大脳皮質の運動制御機構
  [4]運動制御のための下行路
  [5]運動制御の感覚調整機構
  [6]大脳皮質の可塑性
  [7]皮質下の運動調節機構
  [8]脊髄の運動制御
  [9]発達と学習
  [10]社会脳としての心の器官
 第4章 身体の生理学
  [1]筋収縮のメカニズム
  [2]運動の感覚調節機構
  [3]運動時の内部環境を調整する呼吸・循環
  [4]体力トレーニング

第Ⅱ部 運動する人間
 第5章 肩関節の運動学
  [1]肩関節の基本事項
  [2]肩関節における運動学のポイント
  [3]肩関節の進化と機能の変遷
 第6章 肘関節と前腕の運動学
  [1]肘関節と前腕の基本事項
  [2]肘関節と前腕における運動学のポイント
  [3]肘関節と前腕の進化と機能の変遷
 第7章 手関節の運動学
  [1]手関節の基本事項
  [2]手関節における運動学のポイント
  [3]手関節の進化と機能の変遷
 第8章 手指の運動学
  [1]手指の基本事項
  [2]手指における運動学のポイント
  [3]手指の進化と機能の変遷
 第9章 股関節の運動学
  [1]股関節の基本事項
  [2]股関節における運動学のポイント
  [3]股関節の進化と機能の変遷
 第10章 膝関節の運動学
  [1]膝関節の基本事項
  [2]膝関節における運動学のポイント
  [3]膝関節の進化と機能の変遷
 第11章 足関節と足部の運動学
  [1]足関節と足部の基本事項
  [2]足関節の足部における運動学のポイント
  [3]足関節と足部の進化と機能の変遷
 第12章 脊柱と頭部の運動学
  [1]脊柱の基本事項
  [2]脊柱における運動学のポイント
  [3]頭部の基本事項と運動学のポイント
  [4]脊柱と頭部の進化と機能の変遷

第Ⅲ部 動作する人間
 第13章 発達の運動学
  [1]子どもの反射と反応
  [2]子どもの運動発達
  [3]運動発達と反射・反応の関連性
  [4]手の運動発達
  [5]感覚運動統合
  [6]子どもの発達理論
  [7]自己意識の誕生
 第14章 姿勢と動作の運動学
  [1]姿勢
  [2]上肢の動作
  [3]寝返り動作
  [4]起き上がり動作
  [5]座位
  [6]立ち上がり動作
  [7]立位
 第15章 歩行の運動学
  [1]人間の歩行は巧緻運動である
  [2]歩行周期
  [3]パッセンジャーとロコモーター
  [4]関節運動と筋活動
  [5]重心移動
  [6]床反力
  [7]ロッカー機能と足圧の変化
  [8]歩行の開始・停止・方向転換
  [9]歩行分析
  [10]歩行の決定要因
  [11]歩行調節における3つのポイント
  [12]歩行調節における各関節の機能
  [13]歩行の障害
  [14]ヒトの二足移動の特徴

第Ⅳ部 行為する人間
 第16章 行為のニューラルネットワーク
  [1]行為に向けられた観察者のまなざし
  [2]行為を生み出す神経システムの基礎
  [3]末梢神経系のニューラルネットワーク
  [4]中枢神経各部のニューラルネットワーク
  [5]脊髄反射のサーキット
  [6]ヒトの行為と脳機能システム
 第17章 行為の運動学習
  [1]運動学習が運動行動を生み出す
  [2]運動学習理論
  [3]運動学習における知覚の役割
  [4]運動学習のための注意の役割
  [5]運動学習における記憶の役割
  [6]運動学習における感覚フィードバックの役割
  [7]運動学習における言語の役割
  [8]運動学習の転移と発達の最近接領域
 第18章 行為システム
  [1]行為はシステムによって制御されている
  [2]“認知する行為”という捉え方
  [3]行為システムの階層性
  [4]上肢、体幹、下肢の行為システム
  [5]情報性の運動学へ

第Ⅴ部 身体化された心
 第19章 運動の鍵盤支配型モデルを超えて
  [1]運動の鍵盤支配型モデルの誕生
  [2]頭のないカエル
  [3]反射から脳へ
  [4]生命の演ずる人形劇
  [5]ベルンシュタインの「運動制御理論」
  [6]アノーキンによる機能システムの概念
  [7]遠心性インパルスだけでは運動を制御することは不可能である
  [8]“美しい音楽”を奏でる「運動野のピアノ」には音符と和音がある
  [9]人間は“無限の意図の自由度”を奏でる
 第20章 空間を生きる
  [1]空間の誕生
  [2]身体表象
  [3]空間表象
  [4]身体空間
  [5]身体周辺空間
  [6]身体外空間
  [7]「私」というイメージ
 第21章 コミュニケーション行為
  [1]世界と対話するための行為
  [2]“指差し”という行為
  [3]身振りとしての行為
  [4]道具使用という行為
 第22章 人間は“意識”を動かして行為する
  [1]意識とは何だろうか?
  [2]“意識の志向性”と“志向的な関係性”
  [3]意識による行為の制御
  [4]行為の発達、学習、回復のために
  [5]身体を生きる
  [6]身体化された心
 
 終章 ヒューマン・パフォーマンス

索引