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書名

EBMを用いた 診療ガイドライン作成・活用ガイド

筆頭著者

中山健夫・著(京都大学大学院助教授)

出版社名

金原出版

ISBNコード

ISBN978-4-307-00443-5

発行年

2004年4月

判型 / 頁数

B5判 / 104頁

分類

臨床医学系/その他/臨床研究

価格

定価(本体2,800円+税)

内容

著者の基本的な問題意識の一つに,社会における医療の在り方を,EBMそして診療ガイドラインの視点から問い直したいということがある。そのため本書は医療関係者以外の医療問題に関心をもたれる方々も意識してわかりやすく解説。患者・医療消費者と,心ある多くの医療関係者の情報共有とコミュニケーションを深める手がかりとして本書を御活用いただきたい。

目次

■第1部 EBMから診療ガイドラインへ
EBMのプロセスにおける診療ガイドライン/「診療ガイドライン」の定義/EBMと診療ガイドラインのあゆみ/拘束力について/意思決定の影響要因/診療ガイドラインの利用法を考える/診療ガイドラインのカバーする範囲/誰のために,どんな状況で使われることを想定して作るのか?/作るのは誰か?
■第2部 診療ガイドライン作成の実際
診療ガイドラインの基本構造/診療ガイドラインで取り扱う「臨床上の疑問」(clinical question:CQ)の明確化/研究デザインとエビデンス・レベル/系統的な文献(エビデンス)/得られた文献(エビデンス)の評価/推奨度(grade of recommendation)の決定/推奨度の表示形式/診療ガイドライン作成に向けた文献情報の集約(1)Abstract Form(AF) (2)Abstract Table(AT)/診療ガイドラインの実例/診療ガイドラインの記述そして評価の標準方式/診療ガイドラインの改訂について/参考文献
■第3部 Q & A
厚生労働省の診療ガイドラインの作成の優先順位はどうやって決まったか?/診療ガイドラインは本当に患者アウトカムを改善するか?/検討対象は日本で承認されている薬剤に限定すべきか?/診療ガイドラインは医療費抑制を狙うものか?/臨床現場で長く行われている治療法で,評価に耐える質のエビデンスがない場合の対応は?/外科領域ではEBMは不可能か?/同じエビデンスを評価したのであれば,どんな診療ガイドラインでも推奨度は同じになるか?/薬を診療ガイドラインに記述するとき,一般名がよいか商品名がよいか?/診療ガイドライン作成に際して,系統的な検索で得られた以外の文献を追加してよいか?/病院評価と診療ガイドラインは関係あるか?/診療ガイドラインとクリニカル・パスはどのような関係か?/「医療の標準化」とは何か?
■第4部 関連のトピックス
日本医療機能評価機構の医療情報サービス事業(Minds)について/診療ガイドラインと「医師の裁量」の関係/「根拠に基づく診療ガイドライン」の素顔/海外の診療ガイドラインについて/海外の臨床医の診療ガイドラインに対する態度/より広く知られるべき「生物医学雑誌への統一投稿規定」/構造化抄録の必要性:質の高いエビデンス提供に向けて/科学的公正さへの脅威としての「利害の衝突(Conflict of Interest)」/診療ガイドライン作成における「利害の衝突(Conflict of Interest)の問題」/オックスフォードEBMセンターによるエビデンスのレベルと推奨度/ラベリングとEBM:パイオニアたちの考えていたこと/診療ガイドラインとインパクト・ファクター:医学研究の新しい方向性/診療ガイドラインのライバル?“Clinical Evidence”の主張/診療ガイドラインの有効性評価のための研究方法を考える/情報共有ツールとしての診療ガイドライン:インフォームド・コンセントからshared decision making(共有決定)へ/臨床医が診療ガイドラインを遵守しない理由/診療ガイドラインの作成・利用・普及における患者・消費者の参加について
■資料 有用なリンク集