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書名

子どもの発達と感覚統合

原著者

A. J. Ayres 著

筆頭著者

佐藤 剛・監訳(札幌医科大学保健医療学部教授)

その他著者等

宮前珠子 訳/鷲田孝保 訳/中川万里子 訳/渡辺直美 訳

出版社名

協同医書出版社

ISBNコード

ISBN978-4-7639-2003-4

発行年

1982年7月

判型 / 頁数

A5判 / 290頁

分類

臨床医学系/小児科学

価格

定価4,180円(本体3,800円 税10%)

内容

本書はA. J. Ayres の主著「感覚統合と学習障害」の内容を,より平易に解説した教科書で,感覚統合が子どもの発達にとっていかに重要かを障害児の親や専門外の人々に向けて解説している.
特に巻末の質疑応答では,子どもをよりよく理解するうえでの具体的な指針が得られるよう工夫されている.本書の根底に流れる信念は,「障害の性格が明らかになればなるほどそれに対する援助が可能になる」というものである.

目次

第1部 感覚統合と脳



 第1章 感覚統合とは何か

   用語について/感覚統合とは/貧弱な感覚統合とは/なぜこの本が書かれたのか



 第2章 感覚統合はどのように発達するか

   子どもの発達の基本的原理/発達の段階



 第3章 神経系の構造

   簡単な概念/神経系の諸部分/感覚/神経系の進化/神経系はどのようにして感覚の統合を学習するのか



第2部 感覚統合障害



 第4章 感覚統合障害とは何か

   症状とその原因について/感覚統合障害について



 第5章 前庭系の障害

   前庭系の組織/反応性の低い前庭系/反応性過剰の前庭系



 第6章 発達性行為障害:運動企画障害

   運動のタイプと運動障害/身体知覚と運動企画/発達性行為障害



 第7章 触覚防衛

   症状/子どもの体験/神経系に何がおこっているか/原因は何か/関連した行動障害



 第8章 視知覚と聴覚言語障害

   視知覚の問題/聴覚-言語障害



 第9章 自閉症児

   感覚処理過程の障害/物事をすることを欲すること



第3部 障害の対処方法



 第10章 感覚統合療法

   環境との相互作用を通じての統合と能力/感覚統合療法の特徴/症例研究



 第11章 両親にできること

   問題を認識すること/子どもが自分に対して快く思えるような援助を/環境の調整/遊びの援助/専門的援助    を求める



親との質疑応答

用語