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書名

筋力をデザインする ≪運動生理学シリーズ 5≫

筆頭著者

吉岡利忠・他編

出版社名

杏林書院

ISBNコード

ISBN978-4-7644-1061-9

発行年

2003年9月

判型 / 頁数

B5判 / 224頁

分類

臨床医学系/スポーツ医学、運動器

価格

定価(本体3,700円+税)

内容

骨格筋収縮機構については,これまでに多くの研究者によって多くの知見がもたらされてきました.さらに,近年の新しい分析やモデルの開発により収縮シグナルの伝達機構や力発生の分子機構の一部は徐々にではあるものの明らかにされつつあります.しかし,依然として筋収縮機構の中心である力発生機構をはじめとして未だ解明できていない部分が残されています.
本書は4部から構成されており,骨格筋の構造,筋や筋力の構造,維持,筋力の多様性などについて分かりやすく説明しております.
今後,多くの若い研究者によりさまざまな角度からの検討がなされ,筋収縮および力発生機構の全容が解明されることを期待しています.

目次

1部 骨格筋のあらまし
1章 骨格筋の構造と筋力の発生
1.骨格筋の発生/2.骨格筋の構造/3.筋弾性タンパク質と力の発生/4.骨格筋の収縮機構/5.力発生の分子機構
2部 筋と筋力の増強
2章 筋収縮と筋力の多様性
1.随意運動の発現/2.収縮様式/3.レジスタンストレーニング/4.筋力増強のメカニズム/5.筋力増強のためのトレーニング処方/6.レジスタンストレーニングによる筋線維タイプの変化/7.身体活動低減による筋萎縮とレジスタンス運動の役割
3章 運動神経細胞と筋力発揮の多様性
1.骨格筋と筋線維/2.脊髄と運動ニューロン/3.運動単位/4.筋紡錘と錘内筋線維/5.後根神経節と感覚ニューロン/6.筋力の発揮と調節
4章 ストレスと筋力の増強
1.ストレスと運動/2.骨格筋の肥大と増殖/3.筋細胞の肥大とサテライト細胞・筋由来幹細胞/4.ストレスと筋タンパク質の変化/5.個体としてのストレスの受容と筋細胞の肥大/6.筋細胞由来成長因子
5章  神経制御と筋力増強
1.筋力増強に関与する中枢神経系の働き/2.運動指令の神経伝導経路/3.運動指令の伝道速度/4.筋力を調節するα運動神経の活動パターン/5.最大筋力増強のための神経調節機構/6.筋パワーを高める神経調節機構/7.筋力・筋収縮スピードを低下させる神経調節機構
3部 筋と筋力の維持
6章 加齢(中高年)と筋力の維持
1.加齢と骨格筋/2.高齢者の筋萎縮予防とトレーニング効果
7章 筋萎縮と筋力の維持
1.萎縮研究のモデル/2.筋萎縮に伴う構造・機能変化/3.筋萎縮に伴う筋細胞内タンパク代謝/4.筋細胞内タンパク質分解系/5.筋萎縮時の細胞内シグナル伝達/6.筋萎縮のカウンターメジャー
8章 筋疲労と筋力の維持
1.筋疲労に伴う筋細胞膜興奮性の変調/2.筋疲労に伴う横行小管―筋小胞体間におけるシグナル伝達の変調/3.筋疲労に伴うSRからのCa2+放出の変調/4.筋疲労に伴うCa2+による収縮タンパク質活性化の変調/5.筋疲労に伴うミオシンとアクチンの相互作用の変調/6.筋疲労に伴う弛緩速度の延長/7.筋疲労に伴う筋細胞内代謝の変調/8.筋線維タイプと疲労耐性/9.筋疲労耐性
4部 性差と筋力,パワー
9章 性差と筋力,パワー
1.性決定の遺伝的メカニズム/2.筋力,パワーの性差/3.男女の体型を特徴づける要因/4.筋線維組成の性差/5.性差の現れる時期/6.トレーニング効果の性差
10章 発育・発達
1.筋の発生と発育/2.筋線維タイプの分化/3.機能との関係4.形態の発達
11章 筋損傷と再生と超回復
1.筋の損傷/2.筋損傷の修復過程/3.筋損傷―再生過程と適応・超回復
12章 筋の弾性と柔軟性
1.筋の「固さ」を決める要因/2.粘弾性の基礎理論/3.収縮中の筋の固さ/4.受動的張力とその要因/5.運動・トレーニングと結合組織/6.筋の緊張とチキソトロピー/7.直列弾性要素の固さと柔軟性
13章 ベッドレストと筋機能
1.筋機能の低下/2.筋機能低下の背景/3.筋機能低下への対処法と回復