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書名

学生のための緩和ケア講義

筆頭著者

武田文和・他編著

出版社名

南山堂

ISBNコード

ISBN978-4-525-42001-7

発行年

1998年10月

判型 / 頁数

A5判 / 190頁

分類

臨床医学系/がん治療・緩和ケア

価格

定価(本体2,600円+税)

内容

九州大学医学部「総合講義ターミナルケア」の内容に沿い,講義担当者を中心に執筆された.ベテラン医師が経験した心にしみるエピソードからターミナルにみられる精神的・身体的問題と対応,ホスピスや生死判定基準,法医学的問題についての解説まで,緩和ケアを理解し人間愛に満ちた医療を目指す学生に必携の1冊.

目次

A 心に残った方々
 1 忘れられない患者さん
 2 患者さんに教えられたこと
   1.患者さんは必ずしも医者に正直ではない
   2.友人に支えられて充実した日々を送ったIさん
   3.医師が病気にかかると
   4.告知について思う
   5.家族の支え
   6.病む人のために
   7.病む人そしてその家族の気持を
B ターミナルに見られる精神的諸問題と対応
 1 精神科医の立場から
   1.いま何故にターミナルケアか
   2.終末期患者の心理、再考
   3.精神医学的諸問題
   4.精神的看護のあり方


 2 患者とその家族の精神的諸問題と対応
   1.真実を伝える:病名・病状・生命予後
   2.理解と共感:患者の心理・コーピング・死のプロセス
   3.家族への援助:悲嘆のプロセス・子どもと死・死別後のケア



 3 文化人類学の立場から
   1.死にゆく者の疎外感と精神的ケア
   2.日本人の観念-拡大する「第二人称の死」
   3.儀礼中心の死の意味づけ
   4.文化人類学の立場からみた精神的ケアの可能性



 4 宗教の立場から

  a キリスト教によるアプローチ
   1.人間とは何か
   2.人間が生きるとはどういうことか
   3.人間の死をどうとらえるか
   4.終末期の患者とその家族にどう接するか
  b 仏教によるアプローチ
   1.医療と宗教とのかかわり
   2.日本人の宗教心
   3.仏教によるアプローチ
   4.ターミナルケアの現場での理想的なケア



 5 看護婦の立場から

   1.目 標
   2.患者支援のポイント
   3.家族への配慮
   4.チーム医療
C ターミナルにみられる身体的諸問題と対応



 1 痛み-その成因と治療
  a 癌性疼痛の成因と対策
   1.侵害受容性疼痛
   2.ニューロパシック性疼痛
   3.癌による腕神経叢症候群
   4.癌による腰仙神経叢症
   5.モルヒネが効きにくい痛み
   6.ニューロパシック性疼痛の治療
  b 鎮痛薬の使い方
   1.治療を開始するに当たっての心得
   2.鎮痛薬使用法の基本原則
   3.耐性、依存性
   4.鎮痛薬の使い方
   5.鎮痛薬ことにモルヒネが効きにくい痛みの治療法
   6.鎮痛補助薬
  c 骨移転の診断と治療
   1.診 断
   2.放射線治療
 2 ターミナルケアにおける輸血療法の問題点
   1.末期輸血療法のはじまり
   2.末期輸血の現状
   3.輸血に伴う社会背景
   4.末期輸血療法への対策
 3 全身倦怠感-その成因と治療
   1.末期癌患者の特徴
   2.用 語
   3.特 徴
   4.機 序
   5.評 価
   6.治 療
   7.今後の課題
 4 呼吸困難-その成因と治療
   1.呼吸困難の原因と頻度
   2.呼吸困難発生の機序
   3.呼吸困難の評価
   4.治 療
 5 免疫力の低下-その成因と治療
   1.癌患者の免疫能
   2.栄養状態と免疫能
   3.癌患者におけるホルモン、オピオイド、サイトカインの変化と免疫能
   4.精神神経免疫
   5.免疫低下の治療
 6 痛み治療における倫理的側面
   1.仏様の顔
   2.痛みに対する五箇条の心得
   3.メカニズムからみた癌性疼痛
   4.癌性疼痛の治療に対する一考察(合併症や副作用)
   5.心理的侵襲下の心理的生体防御反応
   6.インフォームドコンセント
   7.生と蘇生と死
D ホスピスの全人的理解・全人的ケア-キリスト教の立場から
   1.ホスピスの経緯と背景
   2.ホスピスの定義
   3.ホスピス-全人的理解・全人的ケア
   4.全人的ケアのポイント
   5.スタッフに求められること
E 生死判定基準
   1.厚生省「脳死に関する研究班」による脳死の判定指針および判定基準
     判定基準
   2.脳死の判定基準・方法
   3.脳死判定の補助検査
   4.小児の脳死判定と
F 死亡に関する法医学的諸問題
   1.死亡の定義
   2.安楽死と尊厳死
   3.在宅ターミナルケアにおける死亡